環境教育学研究室
Environmental Education Laboratory
環境教育とは
皆さんは「環境教育」と聞くと、どのような教育を想像しますか?
環境教育とは、環境問題解決のために興味・関心を持ってもらうだけでなく、自ら環境のために行動をする人々をいかに育てるかを目的とした教育です。
今や環境問題は複雑になっており、生物学や生態学だけでなく、環境問題を生じさせている社会や人々の心理や行動等、様々な視点から考えていかなければなりません。このことから、今や環境教育の扱う内容は、従来の公害問題や自然破壊だけでなく、それらと関係する人口問題、貧困問題、開発問題等、経済や社会の側面、様々な視点から考えていく必要があります。
では、誰を対象に教育は行われるのでしょうか?教育と聞くと、恐らく多くの人々は幼稚園~大学に在籍する児童・生徒・学生を想像するのではないでしょうか?
教育とは生涯にわたって行われるものです。そして、子どもたちは大人を見て育ちます。子どもたちがどんなに環境の大切さや環境のために行動を起しても、周囲の大人たちが環境について無知・無関心であれば、子どもたちはそのうち諦めてしまうかもしれません。今の持続不可能な社会をつくり出した大人こそ環境教育は必要といえるでしょう。
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