櫃本ゼミの3年生は、1年間を通して、グループに分かれてアクション・リサーチをもとにした論文執筆をしており、その発表の場として東京ビッグサイトで行われるエコプロ2023に出展しました。

12月6日~8日の3日間開催で、今年は66,826人が訪れたようです。 

エコプロには、自治体、企業、NPO、大学等、様々な団体が出展しており、自分たちの発表や展示の仕方や、企業の方々から説明を受けたことで、刺激になったようです。この出展のために、男子学生グループは大学内でごみ箱のデザインによる分別効果の検証、女子学生グループは食品ロスの削減に向けた意識啓発として学園祭でのパネル展示を行っています。

今年の論文テーマ

  • 「持続可能な社会の実現に向けた取り組み~ペットボトルのゴミ箱のデザインについての研究」(小林武流・藤田琉聖・益子佳太・森下大数)
  • 「持続可能な社会の実現に向けた取り組み~フードドライブを通じて食品ロス削減に貢献しよう~」(郡司遥香・清水彩可・前田瞬)

ごみ箱に関しては、大学内で期間を決めて設置し、フードドライブに関しては、学園祭でパネル展示を行いました。

以下、学生の振り返りレポートの抜粋です。

「私は12月7日の展示を担当したが、思っていたより人が来て驚いた。私たちの展示を見に来てくださった方への説明については、どんどん説明を重ねていくうちに上手くなっていったとは思うが、研究内容を分かりやすく簡潔に伝えるのが難しかった。特に私たちのグループのアクション・リサーチはフードドライブ、アンケート、聞き取り調査と活動を組み合わせて行ったので、男子グループと比べて内容が複雑で伝えるのが難しかったなと感じた。」

「展示の感想としては人が想像よりも多くいたこと、小中学生だけではなく大人の方やお年寄りまで幅広い年齢層の人がいたなと感じた。大学のブースだけでも有名な大学があり、環境について様々な研究がおこなわれていたと感じた。その中で自分たちブースにもどのようなことをしたのか同じごみの研究やフードドライブなど似たテーマを研究している人たちがブースに来ていた。学生が2,3人、その他大人の方が来てくれて質問などされながらもある程度説明はできたのかなと思う。」

「今回、東京ビッグサイトで行われたエコプロでペットボトルに関しての研究結果を展示した。想像していたよりも広い会場で、多くの来場者が詰めかけたことに驚いた。1時間に2~3人足を止めて展示物を見てもらえたので良かったと感じる。その中には、学生から大人まで幅広い人々がいた。それぞれが自分お考えや関心を持っていたので、参考になる話を聞けた。また検証結果が十分に得られなかったという話をした際に、アドバイスをしてくれた人もいた。」

「今回たくさんの展示を見学したことで、卒論のテーマの候補の幅を広げることができた。まだ明確にはテーマを決めることができないが、エコプロではプラスチックごみの海洋問題・フェアトレード・ビオトープ・再生資源・森林破壊・絶滅危惧の動物・ジェンダー問題などのテーマを大まかに考えるきっかけになったため、自身が興味を持った内容についてもっと調べ、最終的に来年取り組む卒論を決めたいと思う。」

「エコプロの展示は非常に興味深く、情報豊富で、環境保護や持続可能な開発に関する最新の技術や取り組み、これからの社会の考え方等が数多く紹介され新たな発見が多くあった。また実際に展示をしてみて、研究内容に指摘が入ることによってじぶんの理解が深まるとともに様々な考え方がある事を実感した。また、色々な人が多角的な視点で物事を見ていて、お話をする中で研究以外のためになる話なども聞けて勉強なることが多かった。」